いかがわしい夜@新宿club doctor 20100122

イズギター&ヴォイスのにらさんと、舞踏&ヴォイスのレンカ嬢のデュオで、つい最近結成されたユニットのようだ。もちろん僕も観るのは初めてだ。
古代を思わせる布を身に纏った男女が暗闇に包まれたステージに登場し、ギターの轟音が様々に展開しながら濁流のようにうねる。いかにも東洋的な詠唱風の唸りを男が発する。裸に白塗りの巫女風の美女が、黒髪を振り乱し痙攣系悶絶系の踊りでステージを放浪しながら、ときに絶叫を放つ。
言ってしまえば恐山系というか、寺山直系といったところで、こういうものは様式としては固まってるところもあるので、大事なのは形式に寄りかからず芯が通っているか、気迫に満ちているかだと思うのですが、異形人にはそれがあった。ギターノイズも筋を通しながら細やかな展開があって飽きないし、レンカ嬢のスクリーミングクイーンぶりもかっこよかった。なにより、これしかないんだ!という捨て身の覚悟が感じられて、とてもよかった。mixiの某コミュニティの名前を借りるなら「アジャーニが発狂する系」とでもいおうか、とにかく僕はこういうのが大好きです。美男美女がこういうのやると最強だよ。
なんか、お仲間発見、という感じでとても嬉しかった。次に東京行くことあったら共演できたら嬉しいし、福岡に呼びたいなあと思った。
というわけで、東京1夜目は興奮すべき出会いの連続となり、この興奮が2日目の演奏に大きく影響を与えたと思う。

 


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